HYROXは8つの種目を順番にこなしていく競技ですが、種目ごとに求められる動きの質はまったく異なります。この記事では、8種目を一つずつ取り上げ、初めての方がつまずきやすいポイントと、練習で意識したいポイントを解説します。
HYROXの8種目|順番と全体像
HYROXの8種目は、あらかじめ決められた順番で行われます。1kmのランニングを挟みながら、スキーエルグからウォールボールまでを順にクリアしていく構成です。種目ごとに求められる動きの質はまったく異なるため、全種目を通しで練習する機会を作っておくことが、当日の余裕につながります。
8種目ごとのつまずきやすいポイントと練習法
ここでは、レースの順番に沿って8種目を一つずつ解説します。
- 1
① スキーエルグ
上半身の力だけで引こうとすると早い段階で腕が売り切れやすい種目です。脚と体幹を使って体重を乗せる引き方を練習しておくと、後半まで力を残しやすくなります。
- 2
② スレッドプッシュ
低い姿勢を保てないと力が逃げてしまう種目です。腰を落とし、地面を強く押す感覚を養う練習が効果的です。
- 3
③ スレッドプル
ロープを引く動作に慣れていないと、腕だけで引いてしまいがちです。体を後ろに倒し、脚の力でロープを手繰り寄せるイメージを持つと安定しやすくなります。
- 4
④ バーピーブロードジャンプ
バーピーと幅跳びを連続して行うため、序盤で飛ばしすぎると後半に息が上がりやすい種目です。一定のリズムを保つことを意識すると、体力の消耗を抑えやすくなります。
- 5
⑤ ローイング
腕だけで漕ぐとすぐに疲れてしまいます。脚→体幹→腕の順に力を伝える、ローイングの基本フォームを身につけておくと安定しやすくなります。
- 6
⑥ ファーマーズキャリー
重量を持って歩く種目のため、握力から先に売り切れることがよくあります。姿勢を崩さず一定のペースで歩く練習をしておくと、握力の消耗を抑えやすくなります。
- 7
⑦ サンドバッグランジ
サンドバッグを担いだ状態で歩幅が乱れると、体幹がぶれてスピードが落ちやすくなります。歩幅を一定に保つことを意識すると、フォームが安定しやすくなります。
- 8
⑧ ウォールボール
レース終盤に行う種目のため、疲労した状態でのスクワット動作になります。しゃがみの深さを一定に保つことを普段の練習から意識しておくと、終盤でもフォームが崩れにくくなります。

特につまずきやすい3種目
8種目の中でも、特に初めての方がつまずきやすい3種目を表にまとめました。「知らずに苦手」を「知っていて対策済み」に変えるだけで、当日の余裕は大きく変わります
| 種目 | 起こりやすいつまずき | 練習での意識ポイント |
|---|---|---|
| スレッドプッシュ/スレッドプル | 低い姿勢を保てず、力が逃げてしまう | 地面を押す・引く感覚を、軽い重量から反復して覚える |
| ウォールボール | 終盤の疲労でしゃがみが浅くなり、リズムが崩れる | フォームが崩れない範囲でセット数を重ねる |
| ラン⇄種目の切り替え | 呼吸が整わないまま次の種目に入り、入りで失速する | 切り替え直後のペース感覚を練習で慣らしておく |
持久力と筋力を同時に鍛える考え方
HYROXは、持久系の運動と筋力系の運動が交互に訪れる競技です。そのため、片方の練習だけに偏ると、本番で対応しきれない場面が出てきます。日頃のトレーニングに、ランと種目を組み合わせたインターバル形式のメニューを取り入れておくことが、当日のパフォーマンスにつながりやすくなります。

筋トレ未経験でも8種目に対応できますか?
未経験からでも取り組めます。GYM FIELDでは、種目ごとの基本フォームから段階を踏んで練習するため、いきなり全種目を通しで行う必要はありません。まずは1種目ずつ、丁寧に動きを覚えていく進め方です
GYM FIELDでの種目別トレーニング
GYM FIELDでは、HYROX公式トレーニングクラブ〈HYROX365〉として、8種目それぞれに対応したファンクショナルトレーニングを、人工芝と裸足の環境で行っています。コーチが一人ひとりの動きを見ながら、苦手な種目だけを重点的に練習することも可能です。
- 人工芝×裸足のファンクショナルトレーニング環境
- 種目別の専用器具でのコーチング
- パーソナルでの個別メニュー作成
- 全国20店舗以上で共通のトレーニング環境
まとめ
HYROXの8種目は、それぞれ求められる動きが異なりますが、一つずつ分解して練習すれば、着実に対応力は上がっていきます。まずは自分がどの種目でつまずきやすいかを知ることから始めてみましょう。
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この記事を書いた人

郡 勝比呂
代表/プロデューサー
GYM FIELD代表。「遊ぶように鍛える®」を掲げ、大阪・梅田から全国20店舗へ展開。ベストボディジャパン公式審査員を務め、HYROX公式トレーニングクラブ〈HYROX365〉の導入で日本のHYROXシーンを牽引しています。


